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さよなら監死カメラ、さよなら心霊ビデオ

この記事は監死カメラシリーズのネタバレを含みます。

というかほぼネタバレだけの内容です。 

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こっそりと監死カメラが終了してしまった。

数少ない独創性あふれる心霊ビデオシリーズだったので残念無念。

最終巻がこの手のビデオでは珍しく、きちんと作品世界にケリをつける幕引きだったので不満は無いのだけれども、これからの心霊ビデオ界隈を少し寂しく思う。特に今回のラストで、心霊廃墟マニアの菅野君が「心霊ビデオは飽和状態なんだ」とカメラに向かって独白するシーンが久々に胸を打ったので。

確かに心霊ビデオは粗製濫造状態、毎月追いきれないほど大量のチープな心霊ビデオが作られるため、雑食の映画好き達からも完全に愛想を尽かされてしまったのが本当に残念。中には少し光る作品も無くはないのだけれども、何せ弾数が多すぎるので、他の作品に埋もれてレンタルショップの店頭からもすぐに消えてしまう、本当に消費されるだけのジャンルになってしまった。

そんな中、男色霊、除霊猫、モジャモジャいましろたかし、といった独自路線を突き進んでいた監死カメラシリーズが、お化けの飽和を嘆いて幕を閉じる事にジャンルの終わりをリアルに感じたという話。

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菅野君が空に宇宙船を見つけ、心霊と決別しUFOを追うことを決意するラスト

17本続いた心霊シリーズはまさかの青空で終わった。

 

  

我々が普段目にしている世界は、本当に真実の世界なのであろうか?
人間の脳は無意識のうちに見なくてもいい情報を都合良くコントロールし、脳内で削除しているという。しかし、機械となればそうはいかない。気がつけば、我々の頭上には無数の監視カメラがある。その数は日本全国に400万台以上といわれている。1日に数千万時間以上撮られる監視カメラの映像。しかしそこに映っているのは果たして我々が目にしている世界と同じものなのだろうか。あなたの頭上の監視カメラは、時に、死の世界を見つめる眼差しとなる。
そこに写る怪奇な現象は死者の怨念や無念が形となり、我々に真実を伝えようとしているのかもしれない。